今日は、二十四節気のひとつ「雨水」です。寒さがやわらぎ、雪も溶けだして雨にかわる季節という意味合いですが、今年は春のような暖かい日が続いたりまた冷え込んだりと、寒暖差が大きくなっているようです。どうぞ皆さま体調の変化にお気をつけください。
「雨水」の日には、お節句に向けて、この日にひな人形を飾りはじめるとよいとされる習慣があります。水は古くからの生命の源。豊穣や子宝をもたらす水神さまへの信仰もあって、良縁をもたらすとも言われているそうです。
ひな祭りといえば思い出すのが、ちらし寿司。彩り豊かに盛りつけをしていると、春を迎える気分も盛り上がってきます。そしてちらし寿司に欠かせないものと言えば、木の寿司桶です。ほのかな木の香りがおいしさを引き立ててくれるばかりか、ごはんの水分もほどよく調整してくれます。
木製品におすすめの棕櫚(シュロ)たわし
寿司桶に限らず、まな板やおひつなど、台所に並ぶ木製品におすすめのお手入れ方法は、洗剤や漂白剤などに頼らず、 木目にそって棕櫚(シュロ)素材のたわしで全体をまんべんなくしっかりと擦り、水でよく洗い流すこと。 そして、乾かしてから保管していただくこともポイントです。
食品の脂分などが気になって洗剤を使用される場合は、残った成分が黒ずみの原因になることもございますので、使ったあとに、同じく充分に洗い流してください。
亀の子束子がたわし作りに使用している天然繊維は主に3種類。しっかりとかための「パーム(椰子)」としなやかな「棕櫚(シュロ)」、そしてカゴなどの原料にも使われるもっとも柔らかい「サイザル麻」です。中でも棕櫚(シュロ)は、繊維全体のしなやかさとコシで、細かい隙間まで入り込むので、表面に細かい目のある木製品の強い味方です。
亀の子束子のたわしの特徴は、繊維の密度と品質です。厳しい目で選んだ品質の繊維を惜しみなく使って、職人がひとつひとつ手で仕上げます。繊維が抜けにくいため、洗ったものにも残らず、日本料理の現場ではプロの料理人の方々からも高い信頼を頂いています。
形とサイズにもご注目ください
亀の子束子の棕櫚(シュロ)素材のシリーズ「棕櫚たわし極〆」は、形やサイズに個性を持たせた6商品のラインナップです。本店・谷中店および当サイト内では「直営店限定」として、さらに2商品をご覧いただくことができます。
寿司桶やおひつのように「底」がある木製品には、下写真のように側面に縄がかかっていて、繊維がしっかりと立ち上がっているものが角まで届きやすいです。(「極〆」ラインナップではNo.1、No.2、No.3、No.4がこのタイプです。)
一方、縄かけのないNo.5、No.6は、側面まで使える丸みを帯びたタイプなので、食器やグラスなどを洗う時には面を選ばず使いやすいです。
スタッフの中でもたわしの好みは意見の割れるところ。 ぜひ自分好みのサイズや形を探してみてください。
棕櫚たわし極〆 No.1
手のひらにおさまるコンパクトサイズ。かかとなど、からだのお手入れに使われる方も多いです。
棕櫚たわし極〆 No.2
定番の「亀の子束子1号」より気持ち小ぶりな使いやすいサイズ。丸みを帯びたフォルムでフライパンなどにもぴったりです。
棕櫚たわし極〆 No.3
No.2よりも長めですが、細身で握りやすいスリムタイプ。まな板などの幅広い面にもおすすめです。
棕櫚たわし極〆 No.4
亀の子束子3号とほぼ同じサイズの大きめたわし。業務用にも使われます。
棕櫚たわし極〆 No.5
側面まで短く刈り上げて丸みのあるスリムタイプ。食器洗いや野菜の泥落としなどにも万能に活躍します。
棕櫚たわし極〆 No.6
たわし全体をねじって、止め金を中にしまいこんでいるので、先端も側面もすべての面を使うことができます。
棕櫚いたわし
【直営店限定】人気の「白いたわし」シリーズをモチーフに、丸いベーグル型の棕櫚たわしをつくりました。
棕櫚ねじねじ
【直営店限定】 棕櫚たわし極〆No.6 を、さらにもう一回ねじりました。多めにねじって長めのたわし。コップ洗いなどにも便利です。