今日は、二十四節気のひとつ「秋分」です。
「暑さ寒さも彼岸まで」といわれますが、東京もだいぶ過ごしやすい気候になってきました。秋の夜長、皆さまはどんな過ごし方をされていらっしゃいますか?
満月のように丸く作られたたわし
旧暦の8月15日は「中秋の名月」。お団子とススキを飾る様子は秋を代表する光景です。現在の暦にすると毎年少しずつ日が異なります(昨年は9月13日)が、今年の「中秋の名月」は10月1日、正確な満月は翌日10月2日だそうです。良いお天気を願うばかりです。
さて、名月にちなんで今回はお月様のように丸いたわしのトリオを紹介します。
たわしは、芯となる針金の間に隙間なく繊維を詰め、棒状に巻き込んでつくります。その棒状のたわしを刈り込み、ベーグルのように丸く整えたものが上記の丸いたわしのシリーズです。見た目はシンプルですが、熟練職人の技術と力を必要とするため、和歌山工場での限定生産です。
機能性にもつながる丸いかたち
丸い形のたわしが最初に登場したのは2014年。「白いたわし」のサイザル麻・ホワイトパームが発売されました。油に強くやわらかいサイザル麻ですが、たわしに仕上げると、パームや棕櫚のものと比べると水切れが少し劣ります。そのため、真ん中に乾きやすさをプラスした穴のあいたデザインが考案されました。
店頭でもかわいらしいフォルムで人気のシリーズですが、実は機能性を検討した結果、選ばれた形だったのですね。
やわらかい「白いたわし サイザル麻」は、傷のつきやすいステンレスのシンクやトマトなどの野菜を洗うのに向いています。ほどよいかたさの「棕櫚いたわし」は木のまな板や竹製品をはじめ幅広くお使いいただけます。いちばんかための「白いたわし ホワイトパーム」は、根菜の泥落としや薄皮むきや鉄フライパンや鋳物などのお手入れにも適しています。
直営店および公式ウェブサイトでは、これらの丸いたわし(白いたわしは小サイズ)を、3つセットにして販売しています。直営限定で「レトロ袋」もお付けしておりますので、ちょっとした贈り物にもおすすめです。