7月2日は「束子」の特許を取得した日です
今から115年前の大正4年(1915年)の7月2日は、初代社長 西尾正左衛門(にしお しょうざえもん)が「束子」の特許を取得した日です。その日を記念し、7月2日を「たわしの日」として日本記念日協会に認定して頂きました。
正左衛門は、悪質な模倣品対策として発明品である「束子」の特許を取得したのですが、その後も権利侵害品に悩まされました。著書「回顧録」によると、
「遂に意を決して特許権に頼らず、亀の商標を以て新に方向を開くことになつたのであります。商標を需用者に深く認識させるには、帯紙丈の表示では不十分である、競争上不利である、商標の信頼を高めるには包装してはどうかと気付きました。」
とあります。そして、当時高級品であった石鹸が包装されているのにヒントを得て、大正8年より亀の子束子は包装して販売されることとなりました。今でも大きな赤い丸と亀のマークは「亀の子束子」の品質と信頼を伝えています。
変わらぬ品質と信頼の亀マーク
「亀の子束子」は熟練の職人が厳選された繊維を使って、ひとつひとつ手作業で作っています。出荷前には、1つの束子に付き20項目以上の検査に合格したものでないと、あの亀の商標とオレンジ色のパッケージに入って皆様のお手元には届きません。創業以来 高品質を守り続けています。
この先100年も皆様に愛していただけるよう、これからも変わらぬ束子を作り続けてまいります。
今後とも引き続きご愛顧頂けますと幸いです。