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たわしを握って気分すっきり~亀の子束子直営店だより

「いらっしゃいませ」とお迎えすると、店内を見渡してまずその種類にびっくりされる方が多いです。「たわしってこんなにいろいろあるの?」と。

4/20 谷中店ディスプレイ

亀の子束子のたわしは、使用している繊維の違いから大きく3種類に分けられます。しっかりした手触りの「パーム(椰子)」、しなやかな使い心地の「棕櫚(シュロ)」、白くてやわらかな「サイザル麻」。実際に触っていただくと、違いがすぐに伝わるのですが、言葉で表現するのはなかなか難しいですね。

同じ形、同じサイズで3つの繊維を比べることができるベーグル型のたわしたちは、店頭でも人気です。お子さんにはクイズにして、どれがいちばんかたいかを当ててもらったりすることも。

白いたわし
サイザル麻(小)
白いたわし
ホワイトパーム(小)
棕櫚いたわし
(直営店限定)

実際にたわしに触っていただくと、多くの皆さんが何度も握って感覚を確かめます。ついつい握りたくなってしまう気持ちはとてもわかるのですが、うまく言葉が見つからず、お店では雰囲気で「にぎにぎ(笑)」と呼んでいます。かたいものや柔らかいもの、皆さん にぎにぎして確かめながら、ちょっと楽しそうです。

にぎにぎ派に人気のたわしベスト3は

シマシマスリム
キーホルダー ナリタくん
棕櫚たわし極〆 No.6

かためでしっかりした握り心地の「シマシマスリム」、バッグなどにつけられる小さな「キーホルダー ナリタくん」、そして絶妙なフィット感のねじり型「棕櫚たわし極〆 NO.6」。握り心地はご想像いただけますか?

「にぎにぎ、実は私も好きです」と、鍼灸師の先生がポイントを教えてくれました。手や足にたくさんのツボがあることは知られていますが、特に手のひらには、こころに効くツボが多いのだそうです。にぎにぎしているとなんとなく気持ちよく、気分転換になるのには理由があったんですね。

中でもおすすめのツボは「少府(しょうふ)」と「労宮(ろうきゅう)」。少府は手をグーの形に握った時に、小指の先が当たる場所。労宮は同じく手を握った時に中指の先が当たる場所で、共に不安や緊張やストレスの緩和に効果があると言われています。

たわしを使うメリットは、厳密にツボの位置を特定しなくても、にぎにぎしてしているうちに自然に刺激ができるところだそうです。お手元のたわしが、片手で握るのにはちょっと大きいという場合は、両手の指を組んで手のひらでたわしを挟み込みながら、気持ちのいい場所を探すのがおすすめ。

「繊維のしっかりした質のいいたわしを使うのも大事です。ツボ刺激なら、かためのパームのたわしも良いと思いますが、個人的には棕櫚のたわしが好きです」とのこと。いちばんのお気に入りはベーグル型の「棕櫚いたわし」だそうです。

手のひら以外で、ツボ刺激の話題にのぼることが多いのは「頭」のマッサージです。店頭でお話を伺っていると、シャンプーの時に一緒にたわしでマッサージされているという短髪の方が時折いらっしゃいます。すっきりするそうです。

自分でも頭頂のツボ「百会」を刺激したり、こめかみや首回りなどを試してみたら、ヘッドスパのような初めての感覚でした。またいろいろ気持ちよさを探求してみようかと思います。


棕櫚いたわし

たわしを握る時に感じる「かたさ」の理由のひとつは、繊維の密度です。たくさんの繊維がしっかり詰まっているとかために感じます。亀の子束子のたわしは、他のものよりも少しかたく感じたり、重たく感じることがあるかもしれませんが、それは私たちがこだわっているたわしの品質の証です。

また店頭で、手にとってたわしに触れていだたける日が早く訪れることを願っています。みなさまどうぞお気をつけてお過ごしください。

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